toggle
横浜市で歯周病や歯肉炎の歯科医院をお探しなら
2017-09-04

患者さんとのギャップをなくす

なぜ?ギャップを埋めなければいけないのか?(患者さんと医療者の関係)

患者の意思による治療中止や転院の理由

上の図のように我々専門家と患者さんの間でギャップが大きく存在します。

1)長島歯科では皆さんが虫歯や歯周病にならないように、いいかえればずっといつまでも長持ちするように治療したいと思っております。
それには患者さんが我々スタッフと同じくらい知識をもってもらい、治療に参加して、保全のために協力してもらうことが不可欠です。・・・理想な形です。

2)患者さんは職場や生活の中でいろいろと考え、当然のことですがバランスをとりながら治療をします。
そこには必ずしも理想な条件ではありません。
1)と2)を埋めるためには、医療者側が患者さんに合わせるために下がるのでなく、患者側に私たち長島歯科側に近づくために上がって来てもらいのです。

年代ごとの歯の残存数

患者さんの都合に合わせた治療だけですと
↑の図のように青線(50才頃に急速に悪くなり、80才で6本位しか歯が残っていない状況の方が多い)のようになります。

なんとこれは昭和30年代からあまり変化がありません。具体的には…

1)
痛いときだけ歯科医院に行く(治療が必要な歯があることは分かっている)方
2)
いくらいっても歯磨きをきちんとしてくれない
3)
来院の指示に従ってくれない
4)
虫歯や歯周病になるのは仕方ないと思っている(遺伝?)方
5)
一度治療した歯が再度虫歯になったにもかかわらず、ただ削ってまた治療を 繰り返している。(なんで虫歯になってしまったのか?ということに 疑問を感じていない方)
6)
虫歯や歯周病になるのは歯の質が悪いと思っている
7)
歯は年齢とともに悪くなるものだとおもっている

と誤った認識を持ってしまった方が多いように見うけられます。

もし来院時の年齢が50才の患者さんであれば

歯科疾患実態調査

上図の青線のような状態にならず、赤線のようにずっと良い状態のまま、長持ちする歯でいてもらいたいのです。患者さんだって私(長島)と同じで本心はそう思っているはずです。

そのために貴重な時間を割いてまで、歯の治療を受けていることに、医療者も患者さんの気持ちを真摯に受け止める必要があると思います。よって皆さんの考え方と長島歯科の考え方にあるギャップを埋めませんと(80才で6、7本しか残らないような)青線になる確率が多くなります(悲)…

ギャップを埋めるためのコミュニケーションの取り方は2通りあります。

先生が患者さんに上から目線的な指導ではギャップは埋まりませんし、患者さんも怖くてなおさら歯科医院には行きたがらなくなってしまいます。その結果患者さんは以下のような行動をとってしまいがちになります。

ギャップを埋めるためのコミュニケーションの取り方
——————–

痛みが消えたら行かなくなる
(他に悪い所があるのは分かっていますが・・・)
②歯の事より、仕事や生活の都合を優先してしまう。
——————–

ギャップを埋めるためのコミュニケーションの取り方

一方で、こちらのほうが患者さんも話しやすいですね。
虫歯や歯周病を治すためには…

①患者さんの考え方
②今の問題についての患者さんの感じ方:口の中に対する将来の不安への不安
③今起こっている問題に対する歯科治療への期待

例えば
1)歯の喪失への悲しみ
2)歯周病
3)歯がなくなるのは年齢のせい、仕方ない
4)入れ歯は入れたくない・痛い
5)感情
6)過去の歯科治療への不信感
7)奥歯では食べられない
8)もう歯がなくならなくても済むのでは?
9)快適な入れ歯が入れられるかも?

このようなことを長島歯科では診療の前に患者さんから聴く必要があると考えております。

私(院長)は患者さんとのコミュニケーションにこだわります

見かけよりコミュニケーション

私(院長)は来院される患者さんにとって医院の内装や装飾が豪華、おしゃれであること、受付の愛想がいい以上に患者さんとのコミュニケーションの方が大事と思っております。

私はどんなにおいしい料理や立派なお店でも、スタッフの対応が良くなければ、再びまた行こうとは思いません。言い換えれば自分を尊重してくれる、大事にしてくれるお店が好きです。

患者さんに対しても私(院長)が患者さんだったらどのように接してもらいたいか?を考えて診療を行っております。

患者さんとの実際のコミュミケーション

~詰め物がつれたのでつけてほしいと患者さんが来ました!~

・患者さんと話す時間があまりない場合(ケース1)

口の中をみると歯こう(プラーク)がいっぱいで、歯ぐきははれていて他にもむし歯がありそう。しかし、忙しいので早く診てくれといわれ、とれたところだけ状況を説明し、つけなおして終わった。

・患者さんと十分に話す時間がある場合(ケース2)

仕事がとても忙しいのに、何度も詰め物が取れる→つけるのを繰り返している。その上2年に一度は歯が痛くなりやむなく治療を受けている。歯ぐきから血がでるが、歯科医からなにもいわれないのでそのままになっているが、自分では歯周病だと思っている。でも、歯科医が何も言ってくれないので、このままでよいのかと思っていた。

同じ人とは思えないと思いますが、このようにコミュニケーションの仕方によって違った訴え(隠れた思い)が聞き出されることが多くあります。

コミュニケーション

患者さんのお話をちゃんと伺うことで歯科医の患者さんに対する思い入れはかなり違ってきてしまいます。

どうしても患者さんと話す時間がありませんと、歯科医療従事者はただ目の前にいる患者さんを流れ作業のようにこなしていく「歯科作業員」的な要素が強くなりますが、私(院長)は病気を抱えた患者さんの”支援者(パートナー)”としてみなさんにかかわりたいと思っております。

患者さんと多く話をする時間(一人1時間制)を取ることで感じたこと

患者さんと多く話をする時間

われわれ歯科医療者は、あまりにもその仕事の中心にある患者さんのことを知りません。歯(歯ぐき)に興味はあっても患者さんそのものに関心をもつ余裕がないかもしれません。

口の中は覚えていても顔と名前が一致しない、ましてやその人の仕事や趣味、家庭や生活習慣など普通は知ろうとしませんでした。それでは生活習慣病といわれる虫歯や歯周病を予防できないと実感しました。

患者さんに関心をもつこと=よく知ろうとすることが歯を診るだけの歯科医師でなく、「歯科疾患を抱えた一人の患者さんを診る歯科医師」への第一歩となることが分かりました。

患者さんの話を聞けてなかった歯科医師としての「昔の自分」から学んだこと

コミニュケーションとは「意思疎通」

私(院長)は患者さんと話しをしている時、お口の現状やよりよい治療法について「話した」ことで満足し、患者さんが当然それを理解してくれるものと思ってました。思いを伝えたい一心でやったことがかえって一方的になってしまい、ひとりよがりのコミニュケーションになった経験もあります。

コミニュケーションとは「意思疎通」のことですが、患者さんと心が通じ合えなければ、コミニュケーションではなく「演説:speech」や「説明:explanation」、つまり非双方向性のもの、一方的なものになってしまったというお恥ずかしい経験もしております。患者さんの言葉の端々に「もっと私をわかってほしい」「聞いてほしい」という心の叫びが渦巻いていることに気がつかなければなりませんでした。

患者・歯科医師という間柄において、患者さんにとっての歯科医師(私)は心の内側が見えない権威的な仮面を身につけているように映ると患者さんから教えて頂きました。はっとして私(歯科医師)はこの仮面を脱ぎ捨てることで、はじめて患者さんと人間対人間として向き合うことができたように思えます。

関連記事